【2022年6月】羽田空港ベストビュードライブへ行ってみた!

今回は「羽田空港ベストビュードライブ」というツアーを紹介します!
羽田空港の制限区域内を、オープントップバス(屋根なしバス)でドライブするという面白いツアーです。
2022年6月から始まったツアーで、私はツアー開始初日の6月25日に行ってきました。

ツアーの流れ

ネット予約(土・日・祝日のみ1日3便運航、料金は13,000円

当日、京橋駅前発(9:00、11:30、14:30発)

羽田空港の制限区域内をドライブ(70分)

エクセルホテルで食事(50分)

京橋駅前着、解散

ツアー当日

京橋駅前→羽田空港

私は2022年6月25日11:30発の便に参加しました。

普通に羽田空港集合のツアーにすればいいと思うのですが、なぜか京橋駅発着になっています。

高速バスで羽田空港へ向かいます。

座席の割り振りはランダムで、人数が奇数のグループは相席になります。

京橋駅~羽田空港までのバスと羽田空港をドライブするバスは別の車両ですが、座席割りはずっと同じです。

私はあいにく通路側の席でした。

座席には透明な袋が置いてありました。

ストラップ付のスマホケースや、帽子と服をつなぐクリップ、誓約書などが入っています。

この後制限区域内に入る時に持っていくものは全てこの袋に入れます

スマホや帽子など落としやすいものはストラップを付ける必要があります。

制限区域内をドライブ①【政府専用機を発見】

京橋駅を出発後、約25分で羽田空港第2ターミナルに到着しました。

70分の制限区域内ドライブ中はお手洗いに行くタイミングが無いので、ここで済ませす。

国内線の保安検査場で受けるような手荷物検査と金属探知機検査を受けました。

乗車前に本人確認があるので、本人確認書類を忘れずに持っていきましょう。

羽田空港制限区域内のドライブでは、オープントップバス(屋根なしバス)が使用されるのが基本ですが、雨など天候によっては普通の2階建てバスになることもあるそうです。

屋根なしのオープントップバスで空港内をドライブできるのは斬新なツアーだなー。
と思っていたんですが、屋根は可動式になっていて、制限区域内の走行中は保安上の理由で閉められるんですね…

第2ターミナルの北側からドライブスタートです!

ドライブ中は、はとバスのガイドの方が外に見えるものを色々解説してくれます。

このガイドさんの解説は、私もびっくりするくらい面白くて詳しいので、絶対飽きることは無さそうです!

羽田空港内をはとバスが走ることは羽田空港のスタッフの中でも話題になっているらしく、はとバスを見つけて手を振ってくれるスタッフさんが結構たくさんいます。

この日は運良く、政府専用機が駐機しているのを見ることができました!

26日にミュンヘンで開催されるG7サミットに出席する岸田総理を輸送するために飛来したようです。

政府専用機は、普段は北海道の千歳基地に配備されています。

第1ターミナル側へやってきました。

こちらの便は今まさに、乗客が搭乗しているところですね。
このスポットのようにターミナルから離れた駐機場を「沖止めスポット」といいます。

今回のツアーは「バスの中から飛行機を間近で見られる」というのが面白いポイントです。
が、冷静に考えるとこれは沖止めスポットへ向かうバスから見るのと同じような光景なので、飛行機に乗りなれた方には多少見慣れた画が多いかもしれません。

今回のツアーでの撮影に関しては「割と厳しめに制限されているなぁ」という印象を受けました。

制限区域へと入るゲート付近などのセキュリティ施設はもちろん、空港ターミナルの施設は基本的に撮影禁止だと言われました。
(沖止めスポットへ向かうバスでは何とも言われないので、好きに撮れるんですが…)

バスが走っている間、ガイドさんは途切れることなく何かしら解説してくれます
「羽田空港には4台だけ、赤いトーバーレストーイングトラクターがいるんですよ!」
「あっ!あそこに2台停まっています!」

解説のおかげで飛行機に詳しくない人もかなり楽しめているようです。

601番スポット付近に停車【鬼滅ジェットが目の前を通過】

東整備エリア近くの601番スポット付近で、バスは停車しました。

制限区域内のドライブ中には、3回の停車時間が設けられており、停車時のみバスの屋根が開けられます

このバスには空調が無いので、もう少しで蒸し焼きになるところでした。

屋根が開くと風に当たれて気持ちいです。

エアドゥの767-300ERの離陸を見れました!

このツアーには9:00、11:30、14:30の3つの出発時間が設定されています。

どの時間を選んでも内容に大差は無いと思いますが、強いておすすめを挙げるなら9:00発ですかね。
動いてる飛行機が一番多くて、暑さもましな時間帯だと思うので。

「鬼滅の刃」の特別塗装をまとった、ANAの767-300ERがすぐ目の前のR誘導路を走行してきました!

この場所での停車時間は約5分でした。

制限区域内をドライブ②【羽田の地下に2.5kmの新トンネル】

屋根を閉めてドライブ再開です!

ドライブ中も屋根を開けてくれたら、だいぶ見える景色が違うと思うんですが、物が外に飛ばされるといけないのでダメなんだそうです。

西整備エリアへやってきました。
JAL、スカイマーク、ANAの格納庫が並んでいるエリアです。

かなり見ごたえがあるエリアでしたが、格納庫側は撮影禁止でした。

ジャッキアップされて宙に浮いている767や、間もなく営業運用に復帰するであろうANAの777が整備されている様子を見ることができました。

ぐるっと一周して東整備エリア付近へ戻ってきました。

こちらフェンスは「ブラストフェンス」という、ジェットエンジンが噴射する高温の排気(ブラスト)から人や物を防護する為のものです。

この辺りはエンジンの試運転に使われる場所なので、このようなフェンスが設置されています。

バスは長いトンネルへ入ります。
このトンネルは2020年の羽田空港国際線増便に合わせて、第1・第2ターミナルと第3ターミナルの移動を円滑にする目的で整備されました。

トンネルの名前は一応「サウストンネル」っていうらしいです。

羽田空港の地下には、滑走路や誘導路の地盤、首都高速湾岸線、東京モノレール、京急空港線など結構いろんなものがあるので、それを避けながら地下40mまで潜っていきます。

このトンネルの全長は2,490mで、このようなS字の形になっています。

大型バスも通れる広いトンネルなので、国際線と国内線の乗り継ぎの利便性向上に貢献することが期待されています。

トンネルを抜け、第3ターミナルにやってきました。

第3ターミナルは国際線のみが発着するターミナルなので、まだ少し寂しい雰囲気です。

第3ターミナルでUターンして、C滑走路と平行に南へ進みます。

離陸するANAの787-8と並走するという面白い場面もありました!

C滑走路南端付近に停車【目前の滑走路から飛行機が離陸】

2回目の停車はC滑走路の南端付近です。

ANAの787-8が離陸する様子を間近で見ることができました!

787の離陸は大迫力だったんですが、10分間の停車で離陸したのは結局その1機だけでした。

今日は南風運用なので着陸は見れませんでしたが、もし北風だったら目の前のRWY34Lでも着陸が行われるのでめちゃ楽しそうですよね!

制限区域内をドライブ③【C滑走路を横断】

C滑走路の本当の南端まで来ました。

ここには信号があって、青になったら滑走路端を横切る道路を通行することができます。

この信号は飛行機の離着陸とは全く無関係に動作しているらしく、離陸中の飛行機がいても普通に青になったりするらしいです。

信号が青になったので、滑走路を横切ります。

こちらは航空機事故の訓練を行うために使われていた施設です。

現在は訓練場所が移転しているので、ここが使われることは無いらしいです。

すれ違ったJ-AIRのE190のパイロットさんが手を振ってくれました!

601番スポット付近に停車(2回目)【JALのA350が離陸】

3回目の停車は、1回目と同じ東整備エリア近くの601番スポット付近です。

南風運用の時は、D滑走路に着陸しターミナルに向かう飛行機を間近に見ることができます。

こちらはANAのA321ですね。

A滑走路から離陸したJALのA350-900と、先ほどのA321のツーショットです!

普段は撮れないアングルから撮影できるのはいいですね。

601番スポット付近で5分ほど停車して、制限区域内のドライブは終了になります。

第2ターミナル北側のゲートから出て、制限区域外の出発ロビーへ戻ってきました。

エクセルホテルで食事

今回のツアーには、第2ターミナルに直結している羽田エクセルホテル東急での食事も含まれています。

食事の時間は約50分間です。

正直、「食事はいいからもうちょっとツアー料金を下げてくれ」とは思ってしまいますが、料理は美味しかったです。

羽田空港→京橋駅前

食事が済んだら行きと同じバスで京橋駅前へ戻ります。

京橋駅前と羽田空港間のバス送迎も正直、いらないからツアー料金を下げてくれと思ってしまいますね。

一応ガイドさんに言えば羽田空港でツアーを終わることも可能らしく、今回も羽田空港でさようならの方が何人かいました。

京橋駅へ向かっている最中は、ガイドさんが窓から見える景色と東京の歴史などを絡めた解説をしてくれます。

京橋駅前へ到着しました!

これで今回の「羽田空港ベストビュードライブ」ツアーは終わりです。

まとめ【知っておくと良いこと】

  • 料金は13,000円と高め
  • 9:00発がおすすめ
  • 北風運用時の方が見ごたえがありそう
  • スマホストラップを持っていくと良い
  • ガイドさんの解説がかなり面白い
  • 撮影の制限は厳しめ
  • 座席割りによっては外が見にくい
  • オープントップバスの屋根が開くのは停車中だけ
  • 制限区域内はバスを降りられない

・料金に関しては13,000円と、正直高いですよね。
空港の制限区域内のツアーは他の空港でも行われていますが、参考までに中部国際空港の「セントレアまるわかりツアー」は料金6,980円、関西国際空港の「わくわく関空見学プラン」は料金500円となっています。

・強いて言うなら9:00発の便がおすすめです。
動いている飛行機の数が多く、昼間に比べれは涼しい時間帯だからです。

・北風運用時の方が見ごたえがありそうです。
C滑走路南端での停車時に、RWY34Lへの飛行機の着陸の様子が間近で見られるからです。

・スマホストラップを持っていくと良いと思います。
ツアーでもらえるストラップもありますが袋に入れるタイプなので、スマホケースにひもが付いているタイプのスマホストラップを持っていくと、制限区域内ドライブ中のスマホ操作がしやすいです。

・ガイドさんの解説はかなり詳しく、面白いです。
このツアーの醍醐味は、間違いなくガイドさんの解説だと感じました。飛行機に詳しくない人でも十分楽しめます。

・撮影の制限は厳しめです。
制限区域内へのゲートなどのセキュリティ施設はもちろん、空港ターミナルの施設や航空会社の建物は基本的に撮影禁止だと言われます。

・座席割りによっては外が見にくいです。
混雑状況にはよりますが、通路側の席だと外が見にくいのはもちろん、「左側だけ撮影禁止」というような場面が多くあるので、右側か左側かでも外の見やすさがだいぶ変わります。

・オープントップバスの屋根が開くのは停車中だけです。
オープントップバスには空調設備が無いので夏場はかなり暑くなります。制限区域内ドライブ中に持ち込める飲み物は配布されるぬるい水のみです。

・制限区域内はバスを降りられません。
他の空港のツアーでは制限区域内でバスを降りられるものが多いですが、このツアーでは停車時にバスから降りることはできません。その代わり屋根が開きます。

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