【伝説の1日】横田基地友好祭2022へ行ってきた

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こんにちは。
2022年5月22日の今日は、東京の在日アメリカ軍横田基地で、日米友好祭が開催されています。
F-35やF-16といった戦闘機、C-17やKC-10といった輸送機の他、無人偵察機やオスプレイ、ヘリコプター、ホンダジェット等多くの航空機を間近で見学することができます。

これだけでも見どころ満載ですが、実は今日の友好祭中に、横田基地へとんでもない飛行機が飛来するとの情報が入っています。
それは、アメリカ大統領専用機VC-25、通称エアフォースワンです。

中止になったF-16の展示飛行

滑走路ではまず、アメリカ空軍のF-16ファイティングファルコンが展示飛行を披露してくれるようです。
横田基地に戦闘機は配備されていないので、この機体は青森県の三沢基地から出張してきています。

ハイレートクライム、と呼ばれる急上昇を披露してくれました。

この後、F-16による展示飛行が披露される予定だったんですが、ランディングギアのトラブルにより、急遽中止となってしまいました。

F-16の着陸です。

おまけ:エアフォースワンは羽田に降りる?横田に降りる?①

バイデン大統領は、24日の日米豪印首脳会合に出席するため、今日東京に到着します。

大統領専用機であるエアフォースワンが着陸する場所の候補は、横田基地羽田空港があります。
特に理由がない時は横田基地への到着が基本ですが、国賓で来日する時なんかは羽田空港が使われる、というイメージです。
エアフォースワンの離着陸時には、トップレベルの警戒体制が敷かれる、というのは過去の例から分かっているので、当初は私も「一般公開中の横田基地に飛来するなどあり得ない」「エアフォースワンの今回の到着地は羽田空港に違いない」と思っていました。

C-130Jの空挺降下デモンストレーション

さて、こちらの飛行機は、アメリカ空軍のC-130Jスーパーハーキュリーズです。
これから空挺降下のデモンストレーションを披露してくれるそうです。
空挺降下とは、飛行中の航空機から兵員がパラシュートで降下することです。

今回空挺降下を行うのは、陸上自衛隊の第一空挺団になります。

アメリカの飛行機から日本の空挺団が空挺降下するとは、日米友好祭らしいですね。

C-130Jは高度3,000mまで上昇し、横田基地の上空へ進入してきました。
隊員が航空機から飛び出す瞬間を捉えることができました。

第一空挺団は、陸上自衛隊の中でもトップレベルの精鋭集団です。
降下後の地上戦闘などを想定する必要があるので、非常に厳しい訓練が日々行われているそうです。

ゆっくり降下しているように見えますが、実際は結構スピードが出ていて、着地の時には適切な受け身を取らないと怪我をしてしまうそうです。

今回母機として使われたC-130Jは、ビームアプローチという進入法で着陸するようです。

C-130Jという飛行機は、アメリカのロッキードマーティンという会社が開発しました。
アメリカの航空機メーカーはボーイングが有名ですが、ボーイングが得意としているのは民間機で、軍用機についてはロッキードマーティンが多くの機体の開発を担っています。

ビームアプローチを行ったC-130Jが、短距離着陸を披露してくれるそうです。

滑走路端から約800mのところで停止しましたね。
800mというと、調布飛行場並なのでかなり短いです。

おまけ:エアフォースワンは羽田に降りる?横田に降りる?②

エアフォースワンの到着は羽田空港だろう、と私は初め思っていたんですが、徐々に明らかになるVIP輸送訓練の状況、VIP輸送用の車やヘリコプターの配置はどれも、エアフォースワンの横田到着を示唆していました。
私の中で極め付けだったのが、昨日の友好祭1日目のことなんですけど、アメリカ軍の人に「明日は横田にエアフォースワン来るの?」と聞くと、「来るよ」と言われたので、それでもう決着しましたね。はい。
その後報道で「エアフォースワンは横田基地へ16:55に到着する」とかいう、今回に限ってなぜかかなり詳しい情報が流れていたので、時間まで待ちたいと思います。

知らない飛行機が降りてきた

ごはんを買いに行こうと歩いていたら、なんか知らない飛行機が進入してきました。
メキシコのアエロメヒコ航空の塗装から、会社名とロゴだけ削除された変な飛行機ですね。

この飛行機はカリブ海の島国アルバに本社がある、コムルックスアルバという航空会社の機体です。
チャーター便専門の会社で、今回は大統領来日に伴う報道関係者の輸送便を運航しているようです。

元アエロメヒコ航空の中古の787を、塗装はそのままで運航してるってわけですね。

オスプレイの展示飛行・サプライズ

昼ご飯はチキンバーガーを食べました。

次はこちら、CV-22オスプレイの展示飛行を見てみましょう。
オスプレイは「ティルトローター機」という種類の航空機で、ヘリコプターのような垂直離着陸性能を持ちながら、飛行機のような高い航続性と速度能力を有しています。

まずはヘリコプターのように垂直離陸しましたね。
その後ローターを徐々に前方へ傾け、加速していきます。

この状態になると、飛行機のような高い航続性や速度能力を発揮できるようになります。
オスプレイがフライバイを披露するようです。
時速450km、かなりの高速進入です。


余談ですが、ヘリコプターと飛行機の特性を合わせ持つ、というティルトローター機の強みを活かして、小笠原諸島への航空路線を開設しよう、という動きが最近あります。
小笠原諸島は土地が非常に限られており、また本土からかなり距離があるので、現在航空便は就航していません。
ティルトローターなら土地と距離の問題は解決できるので良さそうですよね。
機体は、イタリア製のAW609というティルトローター機が候補に挙がっているそうです。
画像の引用元


垂直着陸のためにローターを上げているのが分かりますね。
オスプレイが戻ってきましたが、ここで、ちょっとしたサプライズがありました。

展示中だったアメリカ空軍のF-16が突然動き出したんです!
しかも、なんかこっちに来ます!

凄いです!めちゃくちゃ近い!

F-16のエンジンから熱風が吹き付けてきます。熱い熱い。

展示エリアでは、飛行機オタクの大移動が始まっています。
みんなF-16見たいんですね。

F-16を撮りたい人と、オスプレイを撮りたい人とで、カオスな状況になっています。

オスプレイの展示飛行はこれで終わりみたいです。

ところで、横田基地のオスプレイは礼儀正しいことで有名で、よくおじぎを披露してるんですよね。
今回もおじぎしてくれるでしょうか。

お、出ました。
これがおじぎです。

ぺこり。

スケジュールに無いF-16の飛行

さっき目の前を通過していったF-16が、滑走路を走行していますね。
離陸するようです。
このF-16は、展示飛行のスケジュールには書いてなかったので、三沢基地へ帰投するんでしょうか

アフターバーナーを焚いてますね。
アフターバーナーっていうのは、エンジン排気に燃料を吹き付けて燃焼させ、高推力を得る装置です。
エンジン排気口からオレンジ色の炎が出ているのが、アフターバーナーを焚いている状態になります。

F-16が進入してきました。
海外の航空祭だと、超音速飛行を行ってソニックブームが発生することもあるんですが、流石に日本では難しいですね。

あのまま三沢へ帰投するのかと思っていたんですが、帰ってきましたね。
どうやら今のは、午前中に展示飛行ができなかった代わりのフライトだったようです。
飲み物を買いに行ってたんで、後ろからの撮影になってしまいましたが、これはこれで友好祭らしい絵ですね。

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